暦を学ぶ

2月4日~5日の龍馬塾では節分と立春に関した話題が中心となりました。
現代の太陽暦(西洋暦:グレゴリウス暦)に慣れた日本人には、月の暦の要素が入った陰暦(日本の場合は純粋な太陰暦ではなく折衷的な太陰太陽暦である)は、なかなか理解しづらいものではないでしょうか?

龍馬塾では、二十四節気、雑節、五節句、旧正月などについて説明する資料をつくって説明を開始しました。
この資料を理解すると、「理科の天体」、「古文の月名」、「世界史の中のローマ」、「日本史の中の維新における富国強兵・殖産興業」、「日本文化の根底をなす季節感を表す事象」などにすこぶる強くなります。高校や大学の受験にだって役に立つ知識です。

君田村で有機農業を営む山口さんからは、「この資料に農作業や村祭りや伝統的な行事、季節毎の地域や家庭での風習、神社の祭祀行事などを整理して加えていくと、本当に次世代に継承したい地方・地域の知識・知恵が残る」と、半ばリクエストにも近いご意見をいただきました。

節分が立春の前日だとか、旧正月が雨水の前の朔の日(新月)だとか、二百十日・二百二十日・八朔が農家の三大凶日だとか、みなさんご存知でしたか?

西欧カレンダーではどうして7月(Septem)という名前が9月に、8月(Octo)という名前が10月になっているかはご存知ですか?